消費税の確定申告・中間申告(中間納付)の注意点です。
1.消費税についての対応
(1)消費税の納税額 ☆☆☆☆☆
消費税率が8%から10%にアップしたことで、
消費税の納税額は25%アップすることになります。
(納税額が80万円だった方は、100万円となる、という理解でほぼ正しいです。)
消費税の納税に向けて、こつこつ貯金をお忘れなく!
(2)軽減税率の請求書・領収書 ☆☆☆☆
請求書、領収書は、軽減税率(8%)が分けて書かれているか、
確認してください。
8%が入っている請求書・領収書は、
しっかり分けて、分かるように、税理士の先生にお渡しされると、
先生喜ばれると思います!
2.消費税の中間納付 ☆
・前年度の消費税の納税額の半分、4分の1、12分の1ですが、
実際の計算は少々複雑です(説明は割愛します)。
この計算が、消費税の増税(8%⇒10%)により、さらに複雑になっています。
具体的には、納税額が少し高くなります。
計算については、必ず税理士の先生にお尋ねください。
3.消費税の確定申告
(1)簡易課税制度 ☆☆☆
令和2年の個人事業主の方、
昨年10月から今年の9月までにスタートする法人の方は、
この期間に限り、事前ではなく、この期間中に、
「簡易課税選択」をすることができます。
(2)軽減税率関係の計算 ☆☆
売上に関して、仕入に関して、365日、10%と8%を分けて経理するのは大変です。
当面の間(令和5年9月まで)ですが、
10営業日の10%と8%の割合で365日分、計算することが可能です。
(条件等がありますので、税理士の先生にお問い合わせください。)いろいろ大変ですが、この複雑な税社会、情報をしっかり確保して、
乗り越えていきましょう!